自己管理は、言い換えれば「努力目標の設定」のことをいいます。目標を達成するための自己管理は、規約やルールで定められたものではなく、個人が自発的に行うものです。そのため、どうしてもその過程で疲れて途中で辞めたり、「達成できなかったからもうやらない」といった事例が起きがちです。ここでは、自己管理力を身につけたい方に向けて、大事なコツをお伝えしていきたいと思います。

たとえば「資格を取る」という目標を達成したいなら、資格に対して資格手当を設けている職場を目指すのがベターです。後押しがあれば、気軽に挑戦することができます。また、目標を設定する際、それを取ることで、自分の人生がどう変わる・変えられるのかという、具体的なイメージを持つことが大事です。理想のイメージが明確にあれば、それは継続的に努力する原動力になります。実際、上級の資格を取れば転職に有利となり、さらなるステップアップを目指せるようになるでしょう。

このように、「〇をするための△」をはっきりさせたら、次は「△を得るための目標設定」をしましょう。△の部分は、資格勉強やダイエットなどさまざまあるかと思います。自己管理能力を高める、つまり目標達成力を高めるためには「時間」と「モチベーション」の両方を考えつつ、達成しやすい目標を決める必要があります。例えば資格の勉強なら「1週間、毎日10分勉強する」、ダイエットなら「1週間ジュースを買わない、コーヒー紅茶に砂糖やミルクを入れない」等が挙げられます。

重要なのが、最初に達成しやすい目標設定を作ること。目標達成のためには、まず習慣づけを構築させることが欠かせません。その中で、1週間が達成できたら2週間、2週間達成できたらご褒美をつくるなど、達成とモチベーションの維持をセット化することで、より習慣として身につけやすくなります。この習慣化させる取り組みに併せて、ぜひ自己管理のノウハウもしっかり頭に入れることをおすすめします。